股関節の可動域が広がると、走りが楽になります。
マラソンに必要なのは脚力です。そのために必要なのは股関節(骨盤内)の可動域を広げること。可動域が広がることで滑るように足が前に出るようになり、後方蹴り足の働きがスムーズになります。
前向き登り降り
段差や階段を利用します。
- つま先は前に向けて段差の前に立ちます。
- 右足で上がり、右足に体重を乗せて左のお尻を引き上げます。
- 左足はつかずにブラブラさせておきます。(後方脚地面を蹴る感覚で)
- 反対側も同様に20回行います。
横向き登り降り
同様に段差や階段を利用します。
- 体を段差と平行にして段差の前に立ちます。
- 右足で上がり、右足に体重を乗せて左のお尻を引き上げます。
- 左足はつかずにブラブラさせておきます。
- 反対側も同様に20回行います。
斜め乗り降り
同様に段差や階段を利用します。
- 「横向き登り降り」と同じように横を向き、今度は斜めにつま先を向けて立ちます。
- 右足で上がり、右足に体重を乗せて左のお尻を引き上げます。
- 左足はつかずにブラブラさせておきます。
- 反対側も同様に20回行います。
片足を乗せた時に反対側のお尻を引き上げること。しっかりと意識して動かします。また、ぶらぶらさせた脚を着地するときは、ばたばたとした音がしないように静かに着地します。 その後「股関節を整えるストレッチ」を行いましょう。骨盤内の可動域がアップします。
イラスト:月山きらら